基本アロマ(精油)12種


12種のアロマを使い分ければ、体調改善、体質改善、ダイエット、ストレス解消、認知症予防、ビューティ―など、ほとんどのケースをカバーできます。
12種なら、それぞれのアロマの効果、使い方、香りの特性などをマスターしやすくなります。アロマフィットネスの基本はアロマの詳細な知識を追い求めることではなく、心身の健康づくりの実践に活かすことです。


  1. ラベンダー
    甘くさわやかな香りを持ち、効果は万能で「精油の女王」といわれる。どの精油とも相性が良くアロマフィットネス一押しの精油。自律神経の副交感神経を刺激し心をリラックスさせ、夜眠れないときにも有効。鎮痛効果も高く運動後の筋肉の手入れ、ストレッチにも最適。健脳アロマとしても認められている。
  2. ローズマリー
    スッキリした強い香りを持ち、昔から集中力・記憶力を高める精油として有名。自律神経の交感神経を刺激し心をリフレッシュさせ、脳を活性化する。運動意欲を高め、運動後の鎮痛効果も高く、筋肉痛や、肩凝り・腰痛予防に最適。
  3. ユーカリ
    刺激性の強い香りでせき、喉の痛み、去痰、鼻づまりなどの呼吸器系や抗菌・抗ウイルス作用により皮膚の炎症等の鎮静作用。アロマケアとしてルームフレグランスで部屋の空気を浄化したり、風邪や花粉症のとき吸入などに使用。
  4. ティートリー
    オーストラリアの原住民は昔から家庭薬として常備。抗菌、殺菌、消毒、感染、ケガの手当などに万能的に利用。心をリフレッシュさせ、運動前に使用すると、やる気が高まる。、アロマケアとして病院や高齢者施設等に使用。
  5. サイプレス
    スッキリした、さわやかな森林の香り。肌の収れん作用が強く、運動前に用いるとむくみが改善され、肌が引き締まる。またホルモンバランスをとり更年期障害に効果。脂性肌を抑制し運動後のデオドラント効果も高い。
  6. ジュニパーべリー
    体と心の浄化作用が特徴。利尿、解毒、殺菌作用に優れ、腎臓の働きを活発し、水分とともに老廃物を排泄する。肌に対しては収れん効果が大きいのでアロマダイエットとしてリンパマッサージに使用。
  7. ペパーミント
    メントール系のスキッとする強い刺激的な香りは、心を冷静にし、集中力を高め、眠気を覚まし、頭をクリアーにさせる。抗菌、殺菌効果が高くアロマライフに使用される。消化・健胃作用にも優れ、食べ過ぎなどに効果的。
  8. シダーウッド
    やや甘みを帯びた、清々しい樹木の香りを持ち、心を鎮静させ、穏やかな気分にさせる。アロマビューティのヘアケアアブレンドの主成分として育毛、抜け毛やふけの改善に効果。
  9. イランイラン
    甘いエキゾチックな強い香りを持つ。鎮静効果が強くストレスや不安感を押さえ、心を穏やかにさせる。ホルモンバランスをとる作用があり、子宮強壮、頭皮の強化、皮脂バランス、育毛効果もある。
  10. グレープフルーツ
    誰でも分かる親しみのある精油。心をリフレッシュさせ、運動意欲を高める。脂肪燃焼効果も認められている。利尿作用でむくみをとり皮膚を引き締めるのでアロママッサージにも最適。
  11. レモン
    爽やか香りは心をリフレッシュさせ、集中力を高める働きがある。脳を刺激して、頭をすっきりさせ、疲れを取り除き、集中力や記憶力を高める。ローズマリーとの相性が良く認知症予防効果も注目。
  12. スイートオレンジ
    甘い親しみやすい香りで、鎮静作用が強く、リラックス効果にすぐれ、不眠障害の改善効果がある。ラベンダーとの相性が良く認知症予防効果も注目。





精油の使用の注意
  • 希釈して使用:精油は濃縮されていて非常に強い力をもっているので、精製水、無水エタノール(アルコール)、キャリアアオイル(協会ではホホバオイルを推奨)等で希釈して使用します。通常精油の希釈濃度の基準は1.5〜2.5%です。
  • 精油の使用は吸入及び皮膚からの吸収とし、服用はしない。
  • 精油は純度100%の良質なものを選ぶ。
  • 敏感肌の人やアレルギーの方は使用しない
  • 太陽光の刺激:グレープフルーツ、レモン、オレンジなどの柑橘系の精油は光の刺激に反応し、炎症を起こすことがあるので使用後は日中の外出は避ける。
  • 妊娠中の使用は基本的には控える。
  • 精油は日の当たらない冷暗所に保存。
  • 危険防止のため子供の手の届かない所に保存。
  • 精油は揮発性なのでふたをきっちり閉め、指定の使用期限内に使い切る。



アロマ吸入と吸収方法


アロマフィットネスにおけるアロマオイルの使い方は、大きく鼻からの吸入と皮膚からの吸収となります。

1.吸入方法
芳香浴
  • その場ウォーク、ダンベル体操、ストレッチをする際に、精油を1%程度に水で薄めて、アロマスプレーで部屋に香りを漂わせて吸入。
  • 精油を香り袋、スポーツタオル、リストバンド、ティッシュペーパーなどに1〜2滴たらして直接鼻から吸入。
  • 胸のポケットや胸の間に入れたり、襟足、スカーフ、ネクタイの裏などに少し染み込ませて吸入。
  • マスクのガーゼの間に1〜2滴たらして直接吸入。
  • 寝る前に枕元に垂らして眠りながら吸入。
  • アロマストーンに染みこませて吸入。
蒸気吸入
素早くアロマを吸入する方法として蒸気吸入があります。
  • 洗面器やカップにやや熱めのお湯を入れ、そこに1〜2滴の精油を垂らした蒸気吸入。
  • アロママバスは浴槽にアロマオイルを2〜3滴いれ、静かにかきまぜます。

2.皮膚吸収
  • 精油をキャリアオイル(協会ではホホバオイルを推奨)で1.5〜2.5%に薄めて、筋肉通、たるみ等の目的に応じて使用。
  • 入浴、手浴、足浴などに精油を用いると、皮膚吸収に加えて、蒸気吸入もできます。
  • アロマバスで使用する場合は、浴槽に数滴(5滴以内を目安)いれ、よくかきまぜる。
  • 手浴、足浴も精油を数滴(5滴以内を目安)いれます。

3.アロマリンパマッサージ
アロマリンパマッサージの目的は心をリラックスさせ、ストレスを和らげ、リンパ系の働きを活発にし、免疫力を高め、むくみを解消し、丈夫な体を作ることです。精油をキャリアオイルで1.5〜2.5%に薄めて使用。

  • セルフマッサージが基本
    やり方はいつでも、どこでも、簡単に、一人でもできる「セルフマッサージ」を基本とします。
  • 末端から付け根に向かって行う
    アロマリンパマッサージの目的は静脈とリンパ液の流れをよりスムーズにすることです。ですからマッサージはリンパや血液が心臓に戻るように行います。腕や脚のマッサージでは、末端から付け根に向かって行います。
  • 専門技術は不要
    アロマリンパマッサージには専門技術は一切いりません。覚えることは、ただ一つ“リンパの流れ”だけです。自分をいたわるように優しく、ていねいに、アロマオイルを擦り込みます。
  • マッサージ手法の基本は「さする」、けして強く押さない
    リンパ液は比較的皮膚の表面を流れているため、軽く「さする」だけで充分効果があります。ブレンドしたアロマオイルを手のひらにとって、よく伸ばし、リンパの流れに沿って、軽くさすって、皮膚からアロマの有効成分を体内に浸透させていきます。
  • 水分の補給
    リンパ液の流れを良くするためには適度な水分補給が必要です。ミネラルウォ−ターを適度にとりながらアロマリンパマッサージをすると、リンパ液や血液がスムーズに流れます。



ホホバオイル・ブレンド


アロマ(精油)は濃縮されていて非常に強い力をもっているので希釈して使用します。
精油を希釈する植物油をキャリアオイルと呼ばれ、精油の有効成分をからだの中に運ぶ役目を果たします。





キャリアオイルにはホホバ油、小麦胚芽油、オリーブ油、アプリコット油、グレープシード油、アボガド油、スイートアーモンド油などの植物油を用いますが、中でも、ホホバオイルは体内にスムーズに浸透しやすく、ほとんど酸化しないため長期保存可能で、キャリアオイルやマッサージオイルとして最も適しています。協会ではアロマフィットネスに用いるキャリアオイルはホホバオイルを推奨しています。


ホホバオイルの特性
  • ホホバは砂漠のような、乾燥した荒れ地に育つ植物です。ホホバの種子より精製した植物オイルで、ビタミンEやミネラルを多く含み、それだけでも十分に栄養を補給し肌、髪の保護に役立ちます。
  • ホホバオイルは強い日光から肌と髪の毛を守り、あるいは皮膚の炎症の治療薬として昔から米国、メキシコのネイティブアメリカンの間で使われてきました。
  • ホホバオイルと称しますが、実は他の植物油と異なり世界で唯一の液体ワックスで、気温が5〜6度にまで下がると白く固まりますが、有効成分はダメージを受けません。
  • 人間の肌は乾燥から身を守るため皮脂は中性脂肪以外に30%くらいはワックス(エステル)が含まれています。その人間の皮脂の成分に近いのがホホバオイル(ワックス)です。
  • したがってホホバオイルは人の肌に馴染み、自然に皮膚に浸透しやすく、毛穴から脂肪や老廃物を取り除き、肌を保護します。
  • ホホバオイルはワックスの性質のため保湿効果も長持ちするという利点があり、皮膚の角質化や乾燥を防ぎ、髪の再生を促進するためスキンケア、ヘアケアの基本オイルとして、あるいは香水やミツロウ(蜜蝋)クリーム作りの原料としても利用されます。
  • また、高齢者の乾燥肌、寝たきりの患者の肌の保湿、かぶれ予防に、入浴回数の少ない肌と髪、頭皮の匂いの解消など、アロマケアにも注目されています。
  • アロママッサージオイルは長くても1カ月以内に使い切るようにします。
  • 手のひらに10円玉くらいの量を取り、温めるように引き伸ばしておいてから、使用する部位にやさしく擦り込みます。ホホバオイルはよく伸びますので1部位につき1回で充分です。



精油をホホバオイル希釈してブレンドオイルを作る


アロマフィットネスでは目的に合わせて2種類以上の精油をブレンドして使用します。
ブレンドすることで精油のもつ健康作用をアップさせることができます。

●ダイエットアロマ(ホホバオイル50ml、精油合計20滴)
ジュニパー(水分排出効果) 6滴
サイプレス(皮膚の収れん効果) 6滴
ローズマリー(脂肪代謝の促進) 8滴
●筋肉痛肩凝り・腰痛アロマ(ホホバオイル50ml、精油合計20滴)
ラベンダー(鎮痛効果) 12滴
ローズマリー(血液循環促進) 5滴
ユーカリ(鎮痛効果) 3滴
●髪の毛アロマ(ホホバオイル50ml、精油合計20滴)
シダーウッド(育毛) 12滴
イランイラン(抜け毛) 4滴
ローズマリー(フケ、かゆみ) 4滴
●美肌アロマ(ホホバオイル50ml、精油合計20滴)
ラベンダー(細胞修復) 12滴
サンダルウッド(肌の軟化) 5滴
イランイラン(皮脂バランス) 3滴
●免疫力を高めるマッサージオイルのレシピー
ユーカリ(抗ウイルス、抗菌 ) 5滴
サイプレス(ホルモンバランス) 5滴
シダーウッド(鎮静) 10滴



健脳アロマフィットネス


健脳アロマフィットネスとは長野茂が考案した健脳エクササイズと、アロマの健脳効果の研究で認められたローズマリー、ラベンダー、レモン、レモングラス、スィートオレンジを組み合わせた認知症予防を目的とした健康法です。


1. アロマフィットネス(交感神経を刺激し、集中力を高め、記憶力を強化)
ローズマリー2滴:レモン1滴
または
ローズマリー2滴:レモングラス1滴

  • コットン、ガーゼ、ティッシュペーパー等にローズマリー2滴とレモン1滴、またはレモングラス1滴をしみこませて、胸の内側や、胸ポケットに入れる。
  • スプレー容器に50mlの水(ミネラルウォーター)とローズマリー16滴、レモン8滴を入れ、よく振って部屋に噴霧する。


2. 睡眠時に脳を修復(副交感神経を刺激し、心身をリラックス・鎮静作用)
ラベンダー2滴:オレンジ1滴

  • コットン、ガーゼ、ティッシュペーパー等にラベンダ2滴とスィートオレンジ1滴をしみこませて、枕元に置く。



健脳エクササイズのポイント
  • ややきつい強さの運動を行なう
    ゆっくり歩きでは脳活性化の刺激は期待できません。ややきついと感じる速足、ジョギング、ランニングなどの有酸素運動や筋トレが脳を活性化させます。
  • やや複雑な動きを伴う
    単調な動きを繰り返すだけでなく、やや複雑な動きをとりいれます。手指を素早く切り替えたり、左右違う動き等、いつもと違う動きを「やる!」ことがポイントです。
  • 二重課題(デュアルタスク)をこなす
    健脳効果を上げるためには二重課題をこなすことが大事です。運動をしながら「思い出し、読み、書き、音読、単純計算、早口言葉」などを取り入れます。
  • 笑顔で楽しく行う
    脳にとってストレスは大敵です。イライラしながらやると脳の活性化には逆効果です。あまり気負わずに、穏やかな気持ちで、笑顔を忘れずに行いましょ



アロマフィットネス・デザイナーの声


●ダンベル教室でアロマ
健康体操教室ではアロマを取り入れています。準備体操とダンベル体操ではやる気を起こすように、ペパーミント、ローズマリー、レモングラス、ユーカリ、グレープフルーツ等を季節により使い分けています。整理体操、クールダウンではラベンダーやイランイランを使用しますとリラックスしすぎて眠気を誘い、車の運転に支障を来たしますのでオレンジを使用しています。甘い香りでリラックスもリフレッシュもできます。認知症予防改善アロマの使用方法や効能もアロマフィットネス協会から送られてきた資料やテキストから引用し、プリントしたものを渡します。ダンベル健康体操を指導する上で、更に効果を上げるためにもアロマは必要不可欠です。
●生活の中にアロマを取り入れています。
とにかく健康アロマで毎日快適に過ごしています。

  • ティートリ―で歯磨きを仕上げると歯茎も引き締まり、翌朝も口の中にぬめりがありません。
  • お肌のお手入れはアロマ美容液とアロマをブレンドしたクリームで完了。べたつきもなく、1年中肌はしっとり。
  • 朝、日中はレモングラスやローズマリーをアトマイザーでひと吹き。元気はつらつ。
  • 育毛アロマでヘアースタイルも手櫛で思うがままにふっくらでき、密度が均等で腰もあり、白髪になりにくいようです。スコープで地肌を見ましたが、キレイなブルーで健康!と誉められました。
  • 歯痛、頭痛には肩こり・腰痛予防アロマオイルでスッキリ
  • 歯痛、口内炎、風邪、下痢にはティートリー
  • 火傷、かゆみ」、痛み、湿疹にラベンダー
  • 帯状疱疹にはラベンダー、ローズマリー、ティートリーで治りも早く、効く!と好評。
  • 手術後の傷にローズマリーとラベンダー

●ダンベル教室でのアロマの活用
私とアロマの出会いの記憶は定かではありませんが、以前から自然の植物から作られたエッセンシャルオイルは香料の苦手な私でも受け入れやすく、生活の様々なシーンで使っていました。そしてダンベル健康体操の指導者となってアロマフィットネスの存在を知りとても驚きました。なぜなら私にとってアロマは心をリフレッシュさせて気分を明るくしてくれたり、心と体をリラックスさせて癒してくれるものであり、むしろ運動とは相反するものだと思っていたからです。
以前からダンス教室(現在はダンベル教室)のク−ルダウンには、鎮静効果があるラベンダーやリラックス効果が得られるイランイラン等をスプレーしていました。
アロマフィットネスを勉強してからは、運動前のウォーキング時に交感神経を刺激し“やる気”モードにしてくれるローズマリーや心をリフレッシュし運動意欲を高めてくれる柑橘系のグレープフルーツやレモン等をスプレーします。
ダンベル体操を行う時には、ダンベルを上げ下げする時の嗅覚をより刺激するように柔らかダンベルの端にアロマオイルの原液を1滴ずつ垂らします。
終わりのストレッチの前にはスプレー以外にアロマロールオンを手首に付けて手を動かすたびに香りを感じてもらうようにします。
夜の教室では、寒い日には手が冷たくて身体がなかなか思うように動かせないので、時にはアロマオイルでハンドマッサージをしてもらいます。ゆっくりと時間をかけて行えば、かなり冷え症の人でも肩から温まり運動が行いやすくなります。
●コミュニケ―ション効果を高めるアロママッサージ
健康教室でのマッサージは2人1組で行いますが、会話をしながら“手を握る・さする”と言った動作はコミュニケ−ション効果も高まるようで皆さんとても楽しそうに行っています。全員で円になり隣の人の足裏マッサージを行う事もありますが、この場合はアロマクリームを足首か手首にすり込んでもらいます。このように教室にアロマを取り入れたことで生徒さんの間でもアロマの持つ力が少しずつ認識され始め、最近では私生活でも活用する人が増えました。生徒さんの中には仕事のストレスから“鬱状態”でしばらく休職していたのにダンベルとアロマで気持ちが明るくなり職場復帰できるまでになった人もいます。
●健脳アロマで認知症を予防
「体の健康は心の健康」であると感じています。アロマの認知症予防効果についての特集がテレビ放映され、以来アロマの人気が急騰しています。私も長い間、ローズマリーやラベンダー等の効果について言い続けてきた事なのにと戸惑いつつも、マスコミの影響力大きさを、改めて感じさせられています。
私の教室の生徒さんは、日中は香り袋に吸湿性の高いフェルトを入れてオイルを垂らし下着の間に入れたり、香り袋をコードストラップで止めたりして使っています。
夜用アロマは当初は、お皿にフェルトやコットンを置いてオイルを垂らしていましたがフェルトやコットンは使っているうちにオイルがしみ込みにくくなって交換しないといけないので、今は素焼きのアロマストーンを使用しています。素焼きのストーンは交換も不要で、場所も取らず、インテリア性も高いので玄関やトイレに置いています。
人は歳をとると共に脳だけでなく免疫細胞も若い時のようには働かなくなります。しかし最近の研究で、毎日5分程度でも少し強めの運動を行えば、運動によって筋肉から分泌された物質が免疫細胞の働きを活発にして若く保つことができるということが分かってきました。
アロマで脳を若く保ち、ダンベルで免疫細胞を若く保ち、「これからも人生を楽しみたいね!」と皆で話しています。
●アロマフィットネスの健康作用−認知症の予防
教室に行ったところ、ある女性から健脳アロマを取り寄せできるかの問い合わせがありました。テレビの番組でアロマの認知症効果を話していたというこことでした。本人よりも、認知症になっては困る旦那さんに使いたいという人や、高齢になった母親に使いたいなどの声もありました。使用した本人に言われた事では、昼間使用の(ローズマリー・レモン)は花粉症にも良いみたいとの報告もありました。私も試してみたところ、鼻がスースーして、とても気持ちが良いのを確信しました。
アロマは生活に絶対必要な物ではないですが、生活の幅が広がる良い利点があります。私は、一年中自分で作るアロマクリームの美肌効果(サンダルウッド、ラベンダー、イランイラン)を使い、冬は手足に、乾燥肌にも、利用しています。花粉の季節には、ユーカリをマスクにつけて使用したりしています。 アロマは、人生のスパイス・・・・これからも楽しく利用して行きます。
●精油を嗅ぎながら脳トレ
勤務しているデイサービスで、マシーントレーニング前の準備体操時に感染予防や花粉症対策として、ユーカリやペパーミントを散布していますが、最近認知症予防をテーマにローズマリーとレモンを2対1でブレンドしたアロマを噴霧して準備体操を行います。認知症予防効果があるアロマを嗅ぎ、健脳運動をしながらアロマフィットネスを続けています。
●ダンベル教室でのアロマの活用
私は萱沼先生の書かれた「アロマフィットネス」の本を参考にアロマをダンベルの教室で取り入れています。またダンベラーズ実践研究会でアロマに接する機会が多くあり、徐々に好みの精油を見つける事ができ、アロマの持つさまざまな個性、精油の香りが分かるようになってきました。基本の精油はティーツリーで、その他2種類ほど精油を加えアロマスプレーにして楽しんでいます。健康効果もたくさん上がっています。

  • アロマの効果でリラックスでき、運動後元気を取り戻すここができた。
  • 不安や悩み事で眠れない時は好きな香りをかぐことで、イライラやストレスが軽減出来た。
  • ダンベル教室の参加者が風邪で咳きがでている事も時々ありますがアロマを使う事で空気中の殺菌効果もあり、他の参加者に風邪が移るということが未だにありません。
  • 私は喉が痛い!風邪かな?と思ったらティーツリーでうがいをします。2〜3日続けると風邪薬を飲まずに良くなっています(初めは嘘とおもいましたが本当!)。
  • 愛犬のシャンプーに、散歩後のケアに精油を使っています(ラベンダーに好みの柑橘系を加えています)。

●アロマで花粉症を予防
花粉症の季節になると、ユーカリをティシュに1滴垂らし、ふたつにちぎって、両鼻に入れて一日過ごします。夜は布団の襟にユーカリを1滴垂らして必ず治る!と念じながら寝ます。朝食前にはマグカップへ熱いお湯を入れ、ユーカリを1、2滴垂らし、痒い目に湯気をあてて痒みを和らげます。マグカップの湯が冷めたら、うがいをしてイガイガ喉を鎮めていました。アロマ生活を続けて3、4年すると、徐々に症状が和らぎ始め、なんと今年はほとんどと言ってよいほど改善されました。本当凄い!これからもアロマの良さを皆さんに伝えていこうと思います。
●アロマを使用しての失敗、感想            
高齢者教室でアロマの香りが脳を刺激し、脳を活性化してくれる等を説明。柑橘系のアロマを噴霧したのですが「高齢者が臭いから噴霧したのでは…」と誤解されたことがあります。大人数の時はアロマの説明を分かりやすくしてしておく必要性を痛感しました。先日グル―プホームでアロマを使用したのですが認知症の重い人はアロマに気づくことはないみたいです。軽い人は香りが判断できるようです。
●脳の海馬を刺激して!        
最初にこの言葉を耳にしたのは長野先生のお話を聞いた時でした。この時は先生の熱心な良いお話が私の耳から通り抜けて行きました。海馬、物忘れ、認知症の予防といった言葉が耳から離れなくなったのはアロマフィットネスの勉強をした時からです。海馬を死滅させないように元気に保つには「好奇心!」「研究心!」「向上心!」を常に持ち続けストレスで脳を萎縮させないように笑顔を忘れずに、前向きに生活していくのが理想です。アロマの講習会を受けてからはローズマリーやティートリーで作ったローションを良く部屋やトイレに“シュッシュッ”と噴霧しています。
●アロマケア&ビューテイ
主人が2ヶ月ほど前急に腰痛で、身動きが取れなくなりました。20代の時、へルニアの手術を受けており、それ以来疲れが溜まった時や寒い時などに痛みが出ることがありました。これまでは痛みが出るたび接骨院で治療を続けて来ました。そこで、筋肉痛のアロマオイルを作り、「だまされたと思って1日何回もマッサージしてみたら」と半信半疑の主人に渡しました。それがまたびっくりするほど良く効いたのです。夜塗って朝起きた時の感じが全く違い、湿布よりずっといいと毎日「不思議だ、不思議だ」を連発しながら塗り続け、1週間もするともうほとんど痛みはなくなりました。
40代後半の女性はかなりひどく足首をひねって捻挫をしてしまいました。しばらく教室に来られなくなってしまったのです。その間太りたくないからと以前私が作って渡したシェイプアップオイルをウエストに毎日マッサージし続け、座ってできるダンベル体操をやっていたそうです。久しぶりに教室に見えた時ビックリしました。ウエストがキュッと引き締まっていました。その方も教室の大きな鏡で自分の姿を見た瞬間、驚いていました。改めてシェイプアップオイルの威力に驚いた私です。
●アロマと私
アロマフィットネスの講習会は、先生の講義に耳を傾け、気持ちがとろけてしまうような甘い香り、気分かすっきりするリフレッシュな香り、王女様になったような高貴な香り、それは不思議な研修でした。後の終了試験では、アロマの基本と香り試験があり、なんとかアロマフィットネス・デザイナーの認定資格をいただくことができました。
まず、私自身の生活の中でアロマを生かすことから実践してみました。ペパーミントを希釈した消毒用アトマイザー、くしゃみ・鼻水・鼻づまりにユーカリをちょっぴり忍ばせて・・・ここぞという時にはティートリーやローズマリーを、気分が不快で頭痛がある時はラベンダー。このように私の生活の中でアロマがだいぶ定着してきました。
そうなると周りの人に教えたくなるのが私の性分ですから美肌クリームや美白クリームを作って上げたり、主人には毛髪のためのマッサージオイルやスプレーを、眠れない夜はアロマポットを焚いたりして快適な暮らしのために役立てています。
●アロマを活かす
資格取得以来市販の化粧品は、紅とまゆずみ以外は全く使用しなくなりました。一番使うのが、スキンケアオイルです。最低1日2回は使用しています。化粧水や乳液等の化粧品は全く買わなくなりました。ヘアーオイルも同様です。使い始めたころのことになりますが洗髪後の抜け毛がびっくりするほど減少し、以来使い続けています。これはもう手放せません。
ストレッチ&ダンベル教室でも、電気のアロマランプを使い、毎回においを楽しんでいます。アロマランプを忘れてしまった時は、レッスンが物足りない様な気がします。ストレッチは、癒しの音楽とアロマのにおいがセットだと思っています。
●アロマフィットネスによる心身の健康改善
自分の体験をとおして生活の中にアロマはなくてはならないものとなっています。アロマフィットネスデ・ザイナーの研修会で学んだことや自分の体験を職場の仲間や友人に少しずつ伝えているこの頃です。今後も、ダンベルとアロマのよさを少しずつ伝えていきたいと思っています。
私自身のアロマフィットネスによる心身の健康改善例を報告です。

  • 更年期の時期にさしかかり、血圧が高くなったり、顔がほてったりということがありましたが、ラベンダー、サンダルウッド、イランイランなどをその日の気分でティッシュに滴下し胸にそっと入れておきます。気持ちが落ちつき「今日も頑張ろう・・」という気になれ、精神的なプラス作用が大きいことを実感しています。
  • アレルギー体質をもっていることもあり、以前は2月から春先にかけて顔がかさかさし、お化粧もできない状況でした。アロマの化粧水・クリームを作り始めて2年になりますが、お蔭様で顔のかさかさや湿疹・かゆみが全くなくなりました。現在化粧水には、ラベンダー、サンダルウッド、イランイランを使用しています。
  • 口腔ケアには、ティートリーを使用しています。体調によって歯肉から出血することがあります。そのときは、ブラッシングの最後にティートリーを歯ブラシに滴下しマッサージするようにしています。

●アロマストレッチプログラム
私がアロマフィットネスの資格を取得後、アロマストレッチクラスを立ち上げました。初めは、好みに個人差のある香りをどう使うか? 広いスタジオに、万遍なく香りを漂わせるにはどうしようか?という問題がありました。私自身、嫌いだった香りが好きになったり、体調によっては、だめになってしまう香りもあります。年齢や体調そして好みさまざまな会員さんに対してひとつの香りに限定せずに、いろいろな香りを使おうと考えました。くせのある香りは出来るだけ少量にし、会員さんの体調も毎回確認しながら進めています。いろいろ試していますが、気分が悪くなった方や、いやな気持ちになるという方はいまだいらっしゃいません。
スタジオに万遍なく香りを漂わすという問題は、逆に万遍なく漂わせないほうがいいことに気がつきました。香に弱い方にはあまり香らないところへ移動してもらいたいからです。
初めは、少なかった会員さんもだんだん増えてきています。スポーツクラブには、がんがん体を動かすクラスはあっても、リラックスさせて、疲れをとるクラスは少ないもの。そんな方々に是非はいって欲しいとピーアールしてます。
●私のアロマ活用
私が使っている精油は、ユーカリ、ラベンダー、ティートリー、柑橘系中心で常に携帯しています。ユーカリは花粉症対策としてマスクに一滴垂らして着用します。鼻水が止まらない時にはティッシュに垂らして吸入するとすぐに鼻づまりが改善、鼻水が止まります。
ラベンダーは眠れない時、火傷に。ティトリーは口内炎に。小さなうちはうがいで、大きくなったら綿棒にたっぷり染み込ませ直接患部につけます。
柑橘系はリフレッシュに。講師をしているダンベル教室の最初にティッシュボールを作って参加者に渡しています。
精油のまま使用する他にもアロマクリームを調整して使用しています。主に“美肌”“免疫”“アトピー”です。冬になると特に肌の乾燥がひどく、入浴後はつっぱって顔がピリピリしますが、美肌クリームを塗って眠ると朝までしっとりです。また、手荒れ予防にも効果大で、指先のカサカサもすぐに治ります。皮膚が割れてしまった時にはクリームを塗って判創膏を貼っておけば2〜3日で治ります。
●アロマとダンベルの絶妙なコンビネーション
自分自身がアロマを日常生活の中で使ってみてその素晴らしさを実感しなくてはと思い、アロマと共に朝が始まりアロマと共に一日を終える日々が続いています。結果、想像以上の効果に多々驚かされるばかりです。
例えば、料理をしている時の軽い火傷では、冷たい水で洗った後、すぐに「ラベンダー」を直接塗ります。早ければ翌日には火ぶくれもなく完治。小学生の息子が擦り傷を作った時も「ティートリー」が大活躍。お風呂にも全く痛がる事もなく入れ、傷も膿む事なく、間もなく完治。母も、かなりの膝痛でしたが筋肉痛オイルをよく擦り込んであげると、翌日には痛みもかなり軽減します。そして何より驚いたのは二人の子供のアトピーと喘息の悩みから解放されたことです。生まれて間もなくから大学病院に入院した回数が、二人合わせて通算28回!。それがこの1年救急のお世話にも、入院をすることもありませんでした。いくら成長し体力が付いたとは言え、小児科の先生ですら驚いていらっしゃいました。
外から帰って来たら、必ず手洗いとティートリーでのうがい。風邪気味の時には、ユーカリをTシャツに一滴付けたり、寝る時にはペパーミントシャワーを寝室に噴霧したり、我が家はアロマに大感謝です。
●アロマで腰痛が改善
私は、5年前に落馬して、背骨の圧迫骨折をして、歩くことも出来ないほどの腰痛になりました。絶対安静を約1ヶ月間、その後、ケン引をしたり、痛み止めの薬を処方してもらいましたが、腰痛が改善することはありませんでした。そんな時腰痛予防のアロママッサージオイルを腰に塗ってみたところ、約数時間後にほとんど痛みを感じなくなったのです。その後、1年間毎日続けて塗布しました。その結果、あれほど頑固で一生つきあわなければという腰痛が、数日塗布しなくても痛みを感じなくなったのです。これは驚きです。現在では、一ヶ月塗布しても痛みを感じないほどになりました。
これは自分の体だけに効いたのではないかと思い、腰痛を訴える友人、知人に試してみることにしたのです。只今、35人位の人にオイルをプレゼントしましたが、返事のない人は2人ぐらいで、あとの人はみんな痛みを感じなくなったという便りをくれました。